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化粧品の原料にはどんなものがある? 代表的な原料を紹介

化粧品の原料として、「ヒアルロン酸配合」などのように、特定の成分に目を向けるケースもあるのではないでしょうか。
化粧品の原料は、大きく分けて「水性成分」「油性成分」「界面活性剤」の3種類に分けられます。
これらをどう組み合わせて使うかが、それぞれの化粧品の特徴を生み出します。この記事では化粧品の代表的な原料について紹介します。化粧品開発に活かしてください。

代表的な化粧品の原料:水性成分

水性成分というのは、文字通り、水によく溶ける性質を持った成分のことです。
肌にうるおいを与えたり、水性成分に溶け込んだ成分を肌に浸透させたりといった役割があります。

化粧水の場合、そのほとんどが水性成分、いわゆる「水」でできています。
確認してみるとわかりますが、成分表示のいちばん最初にも「水」と記されています。

使われる水としてポピュラーなのは精製水ですが、ハーブ水、温泉水などを使ってオリジナリティを出すことも可能です。
そのほか、水性成分には次のようなものがあります。

エタノール
揮発性がある、殺菌性や防腐性にすぐれたアルコールの水性成分です。
製品にさっぱりとした使用感を持たせることができます。

グリセリン
保湿力の高さで知られる水性成分で、昔から保湿剤としても使われてきました。
水に比べると、ややねっとりとした使用感があります。

ヒアルロン酸Na
人の皮膚や関節などにも含まれる成分で、高い保水力を発揮することが特徴の成分です。

コラーゲン
本来のコラーゲンは「難水溶性」で水に溶けにくいのですが、加水分解、酸素処理など化学的に手を加えることで、水性成分として利用できるようになりました。
保湿力の高さで肌を守り、弾力を持たせることにも期待されている成分です。

代表的な化粧品の原料:油性成分

油性成分は、油には溶けやすいのですが、水分ははじく性質があります。
その性質を利用して、肌に薄い膜を形成して水分の蒸発を防ぐ、肌のやわらかい状態をキープするといった役割で使われることが多い成分です。
種類もとても多いのですが、大きく次の3つに分けることができます。
特徴を知って使い分けていきましょう。

液体の油性成分
液体の油性成分として広く知られているものとして、ホホバオイル、スクワランなどが挙げられます。液体なのですべりがよく、汚れとなじみやすいことが特徴。
そのため、メイク落としにもよく使われる成分です。

半固形状の油性成分
ペースト状の成分で、ワセリンが代表的。そのほかシアバター、ヤシ油などもこのカテゴリーに分類されます。
スキンケアだけでなく、ヘアケア、ボディケア製品に使われることも多い成分です。

固形状の油性成分
ワックス、ロウなどの名称で知られているのが固形状の油性成分です。
リップクリームなど硬いテクスチャーを持たせたいものに多く使われます。

代表的な化粧品の原料:界面活性剤

化粧品には、水性成分と油性成分が使われます。
しかし、この2種類だけでは、お互いにはじき合ってしまい混ざり合うことができません。そこで必要になるのが、界面活性剤です。

界面活性剤には、水にも油にもなじむ性質があります。
界面活性剤の4つの種類について簡単に特徴を知っておきましょう。

陽(+)イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)
特徴は、殺菌力が高く肌への刺激も強いのですが、洗浄力はあまりないことです。
肌に直接つける化粧品ではなく、トリートメントやコンディショナーなどに利用されるケースの多い界面活性剤です。
原材料名の項目には、ベンザルコニウムクロリド、セトリモニウムブロミドなどの名称で記されています。

陰(ー)イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)
この活性剤は、石けん系、非石けん系、2つのグループに分けることができます。
石けん系は、洗浄力は高いのですが、肌に対する刺激がやや強めです。
使用する場合は、どんな肌質をターゲットとした化粧品なのかを考慮するといいでしょう。非石けん系は、石けん系に比べると洗浄力も肌刺激もマイルドなことが特徴です。
いずれも、石けん、洗顔料、クレンジング、シャンプーなどに多く配合されています。
原材料名は、ラウリル硫酸Na(ナトリウム)、アルキル硫酸エステル塩などです。

非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)
肌への刺激は弱めで、ほかの界面活性剤と組み合わせやすいことが特徴です。
クリームや乳液をはじめ、幅広く使われている成分でもあります。
成分表示としては「~グリセリル」「~水添ヒマシ油」とつくものが多いので、ぜひ市販品でチェックしてみてください。

両性イオン界面活性剤
周囲のpHの状態により、陽イオンにも陰イオンにもなる性質を持った成分で、洗浄力や泡立ちがよく、なおかつ肌への刺激が少ないことが特徴です。
ベビーソープ、高級志向のシャンプーなどに多く使われています。
成分表示では「コカミドプロピルベタイン」のように、名称の最後に「~ベタイン」とつくものが多いので、見分ける際の参考にしてみてください。

化粧品の代表的な原料についてお伝えしました。
どのような原料があるのかを知っていれば、自分の理想とする化粧品作りに役立つことは間違いありません。
化粧品ODM/OEMメーカーに依頼する場合でも、積極的に開発に関わることができます。
原料の特徴を把握し、自社の化粧品ならではの強みを生み出していきましょう。

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