Please turn your device.
Pleaseturn your device.
LOADING...

Column
化粧品ODM/OEMコラム

  • Top
  • Column
  • シャンプーのODM/OEM製造時の流れや基本の素材選び

シャンプーのODM/OEM製造時の流れや基本の素材選び

シャンプーに求めるものは、人それぞれです。
髪質や毛量も一人ひとり異なるため、自分に合ったシャンプーに巡り会えない方も多いようです。
ODM/OEMなら、それらの人の悩みを解決できるような、こだわりや思いを反映させたシャンプーを製造し、自社ブランドとして販売することが可能です。
そのおおまかな流れ、素材選びのポイントについて説明します。

シャンプーの洗浄成分の違い

ひと口にシャンプーといっても、素材となる成分には様々なものがあります。
はじめに、シャンプーのベースとなる洗浄成分について確認しておきましょう。
シャンプーの洗浄成分は、次の3つの系統に大きく分けられます。

せっけん系
「せっけん素地」「脂肪酸」など、自然由来のせっけん成分で洗浄するシャンプーが、せっけん系です。
シンプルな処方で環境や肌に負担をかけないため、できるだけ余分な成分を使いたくないというナチュラル指向の人に人気があります。
洗浄力が強く、頭皮の汚れをすっきりと洗い流す一方で、シャンプー後の髪のきしみが弱点といえば弱点かもしれません。
製造コスト的には、次に紹介するふたつの中間に位置します。

高級アルコール系
高級アルコール系シャンプーは、洗浄成分に「ラウレス硫酸アンモニウム」「ラウレス硫酸Na」などを使っているもの。
泡立ちがよく洗浄力も高いため、すっきりさっぱりきれいになったという実感が得られるシャンプーともいえます。
コスト面では安価で製造できることもあり、出回っているシャンプーの多くは高級アルコール系です。

アミノ酸系
洗浄成分として「ココイルグルタミン酸Na」「ココイルグリシンK」「ラウロイルメチルアラニンNa」などのアミノ酸を洗浄成分として配合しているのが、アミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸は、体を作るもとであるタンパク質の一種で、髪の毛に負担をかけずに洗える点がポイント。
そのほか、成分の特性として刺激が少なくマイルドであるという特徴があり、愛用者も多いのですが、上記ふたつに比べると製造コストはいちばん高くなります。

シャンプーの効果の違い

シャンプーは、上記のベースを生かしながら、オリジナル効果のある製品の製造が可能です。タイプに分けて見ていきましょう。

ノンシリコンシャンプー
ノンシリコンシャンプーは、文字通り「シリコン」(正式名称は「シリコーン」)を配合していないシャンプーです。
シリコンというのは、ケイ素を主体とした有機合物で、髪の毛をコーティングし、摩擦のダメージから髪を守る働きをするものです。特徴としては、しっとりとした洗い上がりになります。
ただ、シリコンは自然界には存在しないものであることから、ナチュラル指向の人は、ノンシリコンシャンプーを好む傾向にあるようです。
ノンシリコンシャンプーは、さらりとした自然な洗い上がりになりますが、保湿力が弱いという指摘もあります。

無添加シャンプー
「無添加」とは、「特定の成分が配合されていない」ことを示し、業界で明確な定義はなく、メーカー各社によって様々な定義が定められています。
無添加シャンプーの例としては、1980年に厚生労働省(当時は厚生省)が提示した「表示指定成分」が入っていない製品などがあります。
このときに指定されたのは、アレルギーや皮膚疾患をもたらす可能性のある成分で、そういったことを回避したい人に人気のあるシャンプーです。
肌への刺激が少ない分マイルドですが、泡立ちやすっきりとした洗浄感を求める人は、物足りなさを感じるかもしれません。
なお、2001年に薬事法が改正されて以降は、表示指定成分だけではなく、使っている成分はすべて表示することになりました。

オーガニックシャンプー
有機栽培された素材を「オーガニック」といい、天然の植物オイルや香料を配合したシャンプーが、オーガニックシャンプーです。
自然由来ということで注目を集め、ニーズも高まっています。洗浄力、香り、保湿力にすぐれた成分を配合すれば、クオリティの高いシャンプー作りが可能です。
ただ、実際に製造・販売するとなると、なかなかハードルの高い審査をクリアして、オーガニック認定を受ける必要があります。

その他のシャンプー
そのほか、入院時や災害時に水で洗い流さずに髪を洗えるドライシャンプー、犬や猫などペットに特化したペット用シャンプー、育毛や抜け毛予防など頭皮の洗浄をメインにしたスカルプケアシャンプーなどがあります。

シャンプーのODM/OEMの流れ

最後に、シャンプーのODM/OEMはどのような流れで進んでいくのかを確認しておきましょう。
なお、OEMを利用した場合の依頼は、生産工程のみです。

まず、自分たちがどんなシャンプーを作りたいのか、コンセプトをかためましょう。
使用する成分や洗い上がり感はもちろんのこと、ターゲット、販売方法なども考えます。
それをODM/OEMメーカーに伝えるのが第一歩ですが、ODMであれば、企画段階からさまざまな相談に乗ってもらうことが可能です。

お互いに具体的なイメージを共有できたら、ODM/OEMのメーカーが処方を考え、サンプルを製造して提出してくれます。
香り、洗い心地、シャンプー後の仕上がりなどは自分たちのイメージしたものになっているか、実際に使って確かめてみましょう。
手直ししてほしいことがあれば担当者に伝え、納得のいく処方を作り上げていきます。

サンプルにOKを出して処方が決まったら、容器の選定やパッケージデザインへと進みます。
正式なスケジュールや費用も提示されるので、自分たちの状況と照らし合わせながら検討してみてください。
サンプルに納得できたら、実際の製品の製造工程に進みます。

シャンプーをODM/OEMで製造するにあたって知っておきたい基礎的なこと、流れについて説明しました。
自分の希望はもちろん、社会のニーズ、予算などもふまえながら、企画を進めてみてください。
なお、こだわりのある原料を使う場合は、在庫を持っているか、持っていない場合はスムーズに調達可能かといったことも確認しておくと安心です。

J-Beauty Technology Platformへのご質問、
化粧品製造についてお気軽にお問い合わせください。

Creates New Beauty.
Creates New Beauty.
Creates New Beauty.
Creates New Beauty.