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化粧品の製造工程をステップごとにわかりやすく解説

オリジナル化粧品で起業する場合、ODM/OEM企業に製造を依頼すれば、自社に製造設備がなくても、化粧品の販売が可能になります。
よりよい製品を販売するためにも、化粧品がどのように製造されるのかは、ぜひ知っておきたいところです。この記事では化粧品の製造工程をステップごとに解説します。

 

化粧品の製造工程1:原材料の検査

化粧品作りには、多種多様な原材料が必要です。
原材料を入荷したら、徹底的に行われるのが品質検査です。
異物が混入していないか、成分が変質してはいないかなど、厳しい目でチェックします。植物や微生物のように「天然由来」といわれる原材料は、ロットによって品質に差が出ることも多々ありますから、そういった点にも注意しなければなりません。

最初のこの工程は、品質がよく安定した製品を作るために必要不可欠ということです。
その後の工程すべてに影響が及ぶ工程です。

なお原材料を保管して在庫とする場合、古くなると品質の低下が懸念されるという問題があります。
そのため、原材料の保管にあたっては、殆どの工場で保管方法、保管期限を厳密に設定し、安全性を確保しています。

化粧品の製造工程2:バルク製造

検査を通過した原材料が揃ったら、バルクの製造に移ります。
バルクというのは「化粧品の中身」という意味です。

バルク製造でまず重要なのは、原材料を正確に計量することです。
規格通りの製品を作るためには、わずかな誤差も許されません。
例えば色素の配合などは、ほんの少し成分量が違っただけでも、できあがりの色合いが変わってしまいます。

計量された原材料が揃ったら、次のステップは、これらを混ぜ合わせる作業です。
このときに使われるのが「ホモジナイザー」という機械です。
むらなく撹拌して原材料を混ぜることができるだけでなく、化粧品の種類によっては必要となる「乳化」や「分散」といった工程もこなせることが特徴です。

ひとつの製品の製造がすんだら、機械の器具のうち、原材料に触れたものを洗浄し、乾かします。商品製造で一度使用した器具は原材料が付着していますので、洗浄を怠ると次の製品作りで原材料の混入が起きてしまうため、必ず必要な工程になります。
また、このような日々のメンテナンスに加え、定期的な機械のメンテナンスを行い、品質の維持に努めています。

化粧品の製造工程3:品質の検査

化粧品が完成すると、さまざまな角度から品質検査を実施します。

バルク検査
設定した規格に沿って製造されているかどうかも含め、バルクの品質をチェックする工程です。
バルクに問題があっては製品として流通させることができませんから、細かく多岐に渡る検査が行われます。

例えば、見た目の色やにおい、使い心地などを検査する「官能試験」「使用性試験」、pHや硬さ、粘度などを確かめる「物性測定」、特定の有効成分の分析をする「定量・定性分析」、微生物による汚染がないかを確かめる「微生物検査」などを行います。

化粧品の製造工程4:製品の充填・包装

バルクが完成したら容器に充填し、包装します。

充填工程
機械を使って、容器にバルクを注入します。
使われるのは、バルクの状態、容器の種類や容量に合わせた設備で、ボトル充填機、チューブ充填機、ジャー充填機など。
ジャーというのは、クリームなどの利用されることの多い浅めで口の広い容器のことです。

包装工程
製品の充填がすんだら、包装する工程です。
容器の形や種類、外装の方法によって工程は異なります。例えば、フィルムに熱を加えて接合し貼り合わせるヒートシール、熱で収縮するフィルムで覆うシュリンク包装など。
そのほか、必要に応じて容器やパッケージにラベルを貼るのもこの工程です。

各種工程検査
充填・包装の各工程において、定期的な製品の抜き取り検査が実施されています。
精密な機械ですが、何かの拍子に誤作動しないとは限りません。異物は混入していないかといったことを確認します。

出荷前検査
充填・包装がすんだら、出荷前の最終検査です。
バルク検査と同様の検査を実施したり、充填量、容器やパッケージに不具合がないかを確認したりして、合格と判定された製品のみが出荷可能となります。

なお、生産した製品に関しては、出荷した後に製品の内容物について問い合わせが来ることもまれにあります。そういったケースに備え、ロットごとに一定期間は製品サンプルを保管し、品質調査に対応できるようにしています。

化粧品の製造工程についてお伝えしました。非常に厳しい検査を重ねながら製造されていることが、おわかりいただけたのではないでしょうか。
細かい製造工程は化粧品の種類や企業によって異なる面もありますが、ODM/OEMを手がける企業は、こういった設備や検査体制を備えて化粧品製造に臨んでいます。
オリジナル化粧品を作りたいときには、ぜひ協力先としてご検討ください。

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